こんにちわ!
こいドラです!
カンボジア プノンペンでの観光地巡りの旅行記を書きたいと思います。
プノンペンで何見るの?アンコールワット直行でいいでしょと思っている方もいますが、結果プノンペン観光してよかったなと思います。
プノンペン観光~独立記念塔~
[子連れオススメ度]
[所要時間]
10分(最短5分)
[コメント]
広くて舗装された道で車も来ないのでお散歩コースとしてはおすすめです。そこまで見るものはないので散歩がてら観光してみてください。
プノンペンにきたら必ず立ち寄るスポットに例にならっていってみました。
カンボジアはフランス領からの独立を1953年11月9日に果たしており、その記念塔として建てられた建造物が独立記念塔となります。
この独立に最も貢献した国王がノロドム・シハヌーク前国王で、この方の像も建築されています。
そんなに見るものがあるかって言うとそんなに無いんですが、カンボジアという国を理解するではまず最初に立ち寄るべきスポットですね。
ちなみに、地元の人には、ウォーキングスポットとして人気があるようです。夕方の涼しい時間になると散歩や軽い運動をしに来る方も多いんだそうです。子供の散歩コースとしてもよさげでした。
少し堅いお話をすると、カンボジアは、国王を元首とする立憲君主制を取っており、国王への理解を深める事がカンボジアへの理解を深める!といってもいいと思います。
ってことで、次はプノンペンの王宮に向かいました!(無理やり?)
プノンペン観光~プノンペン王宮~
[子連れオススメ度]
[所要時間]
30分(最短10分)
[コメント]
道は広く歩行者しかいないので、子供が歩くには問題ないです。また、王宮内観光は靴を脱ぐので子供の息抜きにもなります。ただ、所要時間が必要なので、子供がグズるリスクがあります。
観光用入り口から入って行きました。正門は我々のような一般市民には閉ざされているようでした。
すこし歩くとチケット売り場があります。
王宮はアンコール時代以前のヒンズー教系の建物ですので、仏教に改宗されているものの、肌の露出に制限がかかっているようです。
王宮の入場注意事項
チケット購入後に服装チェックのゲートがあるのですが、ノースリーブや膝上スカートは禁止となっています。さすがに長袖上着は暑いので、Tシャツまたはカーディガンを準備しておくといいかもしれません。
無事中に入るとこんな感じの風景が広がります。
国王の即位式用の宮殿
プノンペン王宮はただの観光スポットではなく、国王が実際に住んでいる場所なんだそうです。
今回の旅では、国王は中国渡航中で不在でしたので、逆に観光可能エリアが比較的広かったみたい。
この建物の中は撮影禁止でしたので、補足説明しておきます。
中に入ってみると、いわゆるアニメに出てくる謁見の間のような場所で、長い廊下の先に2~3段の段差があり、その上に王座が置いてあります。天井は5m程度の高さで、カラフルな壁画が書かれており、王座とその付近は金箔で装飾されており厳かな感じでした。
即位式にしか使われないと言いましたが、その意味は国王でも一生に一度しか座らないということなんです!
ちなみ、この王座はナポレオン三世から送られたものだそうです。
「即位式 ft.ナポレオン三世 ってカッコええ。」
とか、しょうもないことを考えながら、歩き進めると次はシルバーパゴダという建物に到着。
シルバーパゴダ
このシルバーパゴダ。日本語に訳すと「銀の寺」という意味ですね。(寿司の「銀の皿」みたい。)
これは通称らしく、正式名称はエメラルド仏寺院。(こっちも滅茶苦茶な感じ)
シルバーパゴダの由来は、建物の老朽化に伴う再建の際に、床を銀色のタイルで敷き詰めたことから、ガイドブック発信で呼ばれているんだとか。
実際、中にはいるとシルバーの床が敷き詰めてあります。(といっても酸化しちゃって黒色化しています。しかも絨毯でほぼ見えないですが。)
すごいのはその枚数!
その枚数はなんと5329枚!重さでいうとなんと5トン!!
ハンパナイ。
でも、これだけで終わらないんですね。
床から目線をあげると、建物内中央に、ガラス張りのケースに囲われた、どう考えても成金的なギラギラのオーラを放つ仏陀が。
コイツいやこの方に使われている材料が半端ないんです。
純金90kg+ダイヤモンド2086個!!!
ここまでぶっ飛んでると逆にギャグかと思ってしまいます。
まぁでも、それだけお金をかける位に国民からの強い進行があるということなんでしょうねぇ。
ラマヤナ物語壁画
プノンペン王宮内の壁面には、ラマヤナ物語というヒンズー教に基づいた絵画が描かれています。
物語は、ラマ王子が悪魔にさらわれた奥さんを助ける物語で、猿の軍隊と共に一緒に戦い救い出すものなんだそう。ありがちなストーリーですね。
アンコールワットにもラマヤナ物語壁画の一部が、描かれているそうですが、全話が描かれているのはプノンペン王宮だけなんだそうです。
現在、一部が修復中となっており、内戦時代に壁画の屋根が壊れたことにより雨季に壁画が消失してしまったんだそうです。
壁画の修復が完了している個所もあるので見てみると面白いですよ!
国王と王女のお墓
シルバーパゴダの横を通り過ぎると、お墓が現れます。
歴代国王の墓は大きいのですが、シハヌーク国王のお墓はちょっと小さいんですね。
この理由は、シハヌーク国王の娘が4歳で病死した際に立てたお墓に一緒に埋葬されているためだそうです。
シハヌーク国王は酷く悲しみ、同じような病死する子供を減らすため、雨量の小児向け病院を建設したんだとか。その後、カンボジア内戦で停止していたそうですが、スイスの支援で病院を復建できたんだそうで、今も無料化しているそうです。
なんとも、子連れで観光しながらみていると心が締め付けられました。子供は水たまりで遊んでましたが!
そんな感じでプノンペン王宮観光は終了。
ラストは、カンボジア文化をしるための国立博物館へ。
カンボジアは、アンコール時代以前はヒンズー教、アンコール時代以降は仏に改宗しており、建造物などもその影響を大きく受けています。
博物館で歴史を学ぶと文化的背景を理解できてすごくおもしろかったです。
では紹介していきましょう。
プノンペン観光~国立博物館~
[子連れオススメ度]
[所要時間]
20分(最短5分)
[コメント]
大人には面白いのですが、子供には面白くないと思います(笑)石碑などの展示が多いので、基本抱っこしながら見る感じになると思います。
ガネーシャはお金の神様。一度は拝んでおきましょう!
中はこんな感じで、年代毎に周遊して展示物をみていきます。
左側から時計回りに見ていくスタイルです。各ストレート毎に年代が分かれていて、3つの時代背景を理解することができます。
- アンコール王朝時代以前
- アンコール王朝時代
- アンコール王朝時代以後
入り口にはガルーダさんがお出迎え。
アンコール王朝時代以前
アンコール王朝以前のカンボジアは、ヒンズー教に基づいた文化だったようです。
ヒンズー教は、石を使った石碑や石像がメインで、石で作られた展示物がメインでした。
色々神が出てきてインフレ気味だったんで以下にまとめておきます。
シヴァ神 | ヒンズー教 破壊の神。頭にもう一つの目がある。 |
---|---|
ビシュヌ神 | ヒンズー教 救済(維持)の神。 |
ブラフマ神 | ヒンズー教 創造の神。 |
ガネーシャ神 | ヒンズー教 富の神。シヴァの息子。 |
ガルーダ | ヒンズー教 ビシュヌ神の乗り物の鳥。 |
ハリハラ神 | 左半身→シヴァと右半身→ビシュヌになっている混合神。 |
ドラクエとかFF辺りやっている人なら結構面白いと感じると思います。
↓に写真を載せておきます。左から順番に、石碑・ガルーダ・シヴァ・ハリハラ。
シヴァ神とビシュヌ神とのヒュージョンとかハリハラ最強じゃん!と思っていたらもっと最強なヤツが出てきました。
それは、リンガ!!これはアレです。ち〇×2です。
ネタではなく、これはガチでそれを模して造られたらしく、上から、シヴァ神(破壊)・ビシュヌ神(救済)・ブラフマ神(創造)という構成になっているんだとか。
構成も確かに理にかなっている・・・か(笑)
にしても、ちょっとリアルすぎる。どんな気持ちでこの石造を掘っていたんだろう。多分めっちゃ真剣な顔で掘っていたんだろうけど、周りから冷たい目で見られていただろうなぁ。
変な想像が膨らみます。
リンガだけでなく、実は相方側もあります。女性側の方ですね。
ヨニっていうらしいです。
ヨニから流した水には、日本の神社の煙を頭に浴びると病気が治るみたいな迷信があって、次の効能があるらしいです。
- 飲むと病気が治る。
- 頭にかけると願いが叶う。
カンボジアでは、頭にかけて子宝祈願を祈るのが最もポピュラーなんだそうです。
アンコール王朝時代
この時代はいわゆるアンコールワットが作られた時代。
この時代の流れは、
アンコール王朝の時代で、初期~中盤まではヒンズー教、終盤になると仏教に変わり、最期はヒンズー教に戻るも王朝が滅ぼされるような歴史の流れになっています。
なので、ヒンズー教と仏教が入り混じった展示になっています。
この時代の歴史調査は、ほぼフランス人によってなされたんだとか。
遺跡が素晴らしすぎて、本当にカンボジア人が作ったのか!?って感じだったんだとか。
そのため、文献関係もほぼフランス語でかかれているんだそうです。
↓の写真にあるブッダ像も、フランス人によってシェリムアップで見つけた東部の一部を修復されたものらしいです。
内部は空洞になっています。
よく下のような仏像や絵画などをみることがあります。これは、当時?お釈迦さまが悟りを開く前の修行中に雨が降ってきて、ヘビがとぐろを巻いて雨からしのいでくれていることを表現しているんだそうです。
色々展示されていたんですが、ほぼ撮影禁止だったんでシェアできないのが残念。
昔は↓のピンク色がカンボジアだったらしいですが、フランス植民地時代にタイの一部、ラオスの一部、ベトナムの一部として返還され今のサイズになったんだそうです。
アンコール王朝時代以後
カンボジアがヒンズー教から仏教に改宗。石の文化から木の文化に変わっているのが一目でわかります。
これを理解できるだけでも、この後の観光が楽しくなるかも!
カンボジアはシルクが有名なんだそうですが、シルクの文化もこのあたりからだそうです。(↓のようなシルク地に仏の絵が描かれていたりします。)
手織りのスカーフ最長記録でギネスを取得したらしいです。
1150mだそうです!1.15㎞って徒歩10分以上かかるじゃん!!(違うか)
こんな感じで、国立博物館は終了。
最後は、プノンペンで有名な寺、ワットプノンに向かいました。
プノンペン観光~ワットプノン~
[子連れオススメ度]
[所要時間]
15分(最短5分)
[コメント]
入り口の階段が難所となっています。中は狭いですが、写真OKでインスタ映えしそうな感じでなので、写真撮ったら撤退という感じです。周辺は散歩にはオススメです。
ここはお寺なのですが、市民の有志によって作られたお寺なんだそうです。
メコン川でたまたま流れてきた仏像×4体を市民が見つけて大喜びして寺作ろうぜ!ってなったらしいです。
中はこんな感じ。沢山立っているのは寄贈されたロウソクです。
雨季はお坊さんが室内で勉強するため、その灯りとしてロウソクが贈られる習慣があるんだそう。
中央の仏像以外にも寄贈された仏像たちが飾られています。花+お金のセットで寄付されるんだとか。特に一般的な慣習ではないらしいです。
天井にも絵が描かれていました。
外に出ると、のど自慢大会がやっていました。
ワットプノンの目の前に、物凄い鳥がいる木がある!!と思ったら、コウモリらしいです。正直ワットプノン観光はこっちの方が印象強かったですね。
てな感じで、ザ・観光はこれにて終了!
カンボジアの歴史的知識をつけて遺跡なんかを見るとより楽しめるかもしれません!
今回は1歳の子供連れだったので、アンコールワットは諦めたのですが、アンコールワット訪問は予備知識をつけてから行ったほうが100倍楽しめると思います!
子供と出掛けるにはそこまで不自由しませんが、博物館に行く頃にはぐずり始めたので大変でした。
ぐずり対策には、ジュース・お菓子は必須ですので持参していきましょう。
1歳10ヶ月の子供といくカンボジアの情報は以下リンクにまとめています。(記事作成途中です。)
コチラもぜひご覧ください。